坂口安吾 『吹雪物語』 ひどい吹雪ね」 澄江はつぶやいた。 椅子にかけたものかどうかと部屋を見廻してみたらしいが、火鉢もないし、座蒲団もないので、とにかく椅子に腰を下してしまつたらしいが、かう寒々としてゐては腰かけ具合も落付かないし、なるほど寒いに相違ない。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア