坂口安吾 『吹雪物語』 諦らめきつてゐるやうな、悲しい冷めたさが浮かんでゐた。 「四年間……」と澄江は小さく呟いた。 そして卓一をちらと見て「四年間よ」と繰返すと、澄江はまるで自らを嘲けるやうな冷めたい笑ひを顔に浮かべてしまつたのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア