坂口安吾 『吹雪物語』 やがて澄江は椅子を離れた。 卓一の方へ背を向けて、火鉢の前へ静かにしやがむと、つめたさのために凍てついてしまつたやうに、微動もしなくなつてゐた。 泣いてゐるのではあるまいかと卓一は思つた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア