坂口安吾 『吹雪物語』 吹雪の丘に坐りとほして冷めたい一夜を明かしても、さめ、そして衰ふるべき何物もなく、心にみちた静寂がひたすら豊かになるばかりに思はれてゐる。 雪の上にながながと寝てしまひたい思ひもした。 大自然の無情さが、なんとまあ惨めなまでに無力であらうか。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア