坂口安吾 『吹雪物語』 卓一はむしろ澄江がそれを言明してゐるから、却つて嘘だと思ふのだつた。 けれども――と卓一は思つた。 語られた表面的な事実の上に嘘はあつても、卓一を逃げる心に嘘はないのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア