坂口安吾 『吹雪物語』 卓一は思はず心に叫ぶのだつた。 そこには昨日のとぢこめられた切迫や暗黒を、今日も亦持たねばならない惨めな予約がないのである。 そこには永遠の孤独があり、永遠の旅があるけれども、ああ旅愁のもつ揺籃の唄の愛を思はずにゐられない。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア