坂口安吾 『吹雪物語』 その頃の教会堂は屋根に十字架があるために漸く普通の異人館と見分けのついた建物で、塔もなかつた。 ペンキは剥げ、見る影もなく破れほうけてゐたものである。 今日は改築されて、それらしい様式だけは具えたものがポプラの上にその尖塔をのぞかせてゐる。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア