もう十年からこの会堂に居ついてゐる先輩の老堂守は船員あがりの乱暴者で、老人のくせに腕力が強く、腕を曲げるとその隆々たる筋肉が虫のやうに踊りだしてジョーヌを不愉快にするのであつた。
ジョーヌは生れつきどうにもならない怠け者のひとりであつた。
老堂守に罵しられ、脅かされ、殴られて、そして彼は厭々ながらポプラの落葉を掃きあつめ、焚火をして、やがて晩鐘をならすのだが、腹の虫がおさまりかねて、一層動作が粗暴きはまるものになつた。
もう十年からこの会堂に居ついてゐる先輩の老堂守は船員あがりの乱暴者で、老人のくせに腕力が強く、腕を曲げるとその隆々たる筋肉が虫のやうに踊りだしてジョーヌを不愉快にするのであつた。
ジョーヌは生れつきどうにもならない怠け者のひとりであつた。
老堂守に罵しられ、脅かされ、殴られて、そして彼は厭々ながらポプラの落葉を掃きあつめ、焚火をして、やがて晩鐘をならすのだが、腹の虫がおさまりかねて、一層動作が粗暴きはまるものになつた。