坂口安吾 『吹雪物語』 そして青空が光りはじめる。 膚を刺す風の冷めたさが消え、そしてどうやら完全に冬から脱けだしてしまつたとき、それはちやうど太平洋沿岸の初夏の季節になるのである。 そして又その季節には山々の谷の雪が漸く消えやうとしてゐるのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア