坂口安吾 『吹雪物語』 ジョーヌはわけても悲しむべき巾着切りのひとりであつた。 彼の一見傲岸にして不屈な自信は実は最も単純にして動物的な敵意にすぎないのであつた。 己れを信じ己れを育てる剛気なく、人を怖れ己れを守る警戒だけがあるのみである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア