坂口安吾 『吹雪物語』 教会の堂守をしてゐたときの癖であらう。 この家の書生になつてもほかの役には立たなかつたが、庭の落葉を掃くことだけは自発的に心得てゐたのだ。 この窮地に立ち、咄嗟に思ひ得た窮余の場面転換が、やつぱり庭を掃くことだつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア