坂口安吾 『吹雪物語』 その問ひになると、なぜかすべてが霞の彼方へ隔てられて、しかと姿を見つめることを拒まれてしまふやうである。 肉体だらうか? なぜつて自分と卓一の二人のあひだに残された唯一のことは、もはや肉体があるだけなのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア