坂口安吾 『吹雪物語』 思ひがけない夢の中へ突き落された一日の心がすぎたとき、澄江が第一に思つたことは、卓一に身体を与えることであつた。 喜んで、否、飛び立つ思ひで、それを与えるつもりであつた。 それを与へるそのこと自体が、この上もない幸福であり歓喜でなくてなんであらう。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア