坂口安吾 『吹雪物語』 喜んで、否、飛び立つ思ひで、それを与えるつもりであつた。 それを与へるそのこと自体が、この上もない幸福であり歓喜でなくてなんであらう。 けれども澄江にさういふ意志と自然な欲望が息づいてゐるとき、皮肉なことに卓一は澄江の肉体を忘れてゐた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア