他巳吉はふらつきながら立ち上つた。
のろのろと身仕度を直し、雪駄をはき、毛糸の頭巾をすつぽり被つて、たど/\しい足どりでやうやく外へでたのであつた。
その足つきはもはや関節の力がぬけはじめて、一足毎につまづくやうな危なさであり、地を這ふやうなたど/\しい運びであつた。
他巳吉はふらつきながら立ち上つた。
のろのろと身仕度を直し、雪駄をはき、毛糸の頭巾をすつぽり被つて、たど/\しい足どりでやうやく外へでたのであつた。
その足つきはもはや関節の力がぬけはじめて、一足毎につまづくやうな危なさであり、地を這ふやうなたど/\しい運びであつた。