坂口安吾 『吹雪物語』 家人が色を失つて手段を忘れてゐるうちに、二人は戸外へとびだした。 近隣の人々が駈けつけたとき、某先輩は私宅の前を流れてゐる堀の中へ投げこまれて、水面へ足だけだしてもがいてゐた。 致命傷はなかつたが、危く不具者になりかねない深傷を数ヶ所に受けてゐた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア