坂口安吾 『吹雪物語』 うつかりすると起きあがることができないうちに、足の方からもはやずるずる波にさらはれかけてゐた。 そのときは夢中であつた。 逃げるためにあらゆる努力を意志してゐるが、それのすべてが徒労に終つて呼吸のとまる瞬間だけがまざ/\分かるのであつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア