海へ一足降して以来どうして呼吸がつづいてゐたのか、あとになつて考へると不思議な思ひがするのである。
呼吸器が胎内にない思ひであつた。
やうやく砂丘へ登りつめて、市街の方へ一足降すころになつても、肺臓がやうやく肩の上あたりへ雀のやうに戻つてきてそつととまつた感じであつた。
海へ一足降して以来どうして呼吸がつづいてゐたのか、あとになつて考へると不思議な思ひがするのである。
呼吸器が胎内にない思ひであつた。
やうやく砂丘へ登りつめて、市街の方へ一足降すころになつても、肺臓がやうやく肩の上あたりへ雀のやうに戻つてきてそつととまつた感じであつた。