坂口安吾 『吹雪物語』 部屋の外の暗らい廊下に濡れきつた重い雨戸がおりてゐたが、その廊下を忍び足で歩いて通つた一人の気配も思ひだすことができないのだ。 思ひだす多くのことが、それほど重く濡れた感じで、侘びしいのである。 酔つてゐた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア