坂口安吾 『吹雪物語』 ひと思ひにどういふこともやれる思ひがしてゐたのである。 高梨もこのまま東京へ逃げやうかと言ひだしてゐた。 その言葉をきいた当時は、表面の意味の通りのただ単純な内容とのみ思つたのだが、今になつて考へると、もう新潟を食ひつめてゐたのであらう。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア