坂口安吾 『吹雪物語』 まがひもなくこの現実とは別物の然しひとつの空間の中に住んでゐる。 色彩もあり物体もあつたに違ひない。 そしてそれを経験してゐる彼自身が言ふまでもなく彼自身ではあるけれども、この現実の彼自身とは質量ともにいくらか違つた感じの中にゐるのであつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア