坂口安吾 『吹雪物語』 要点はひとつの家庭と世間体にあるのである。 なるほど卓一の心は憎い。 なまじひに内省的な抑制的な生活が、他人の容喙をきびしく拒絶してゐるために、その傲慢が鼻につき、怖れを知らぬ蟷螂の滑稽きはまる毒々しさを見るかのやうに憫笑したい思ひすらする。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア