坂口安吾 『吹雪物語』 そしてこの世に心残りといふものがなく、安らかに死にたい思ひがあるばかりだね。 ひとつの空になることだとは分つてゐても、墓の形に姿を変えた安らかさを打ち消すことができないのだ。 なんとしてもこの世に姿をとどめたい妄執のひとつであらう。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア