坂口安吾 『吹雪物語』 「十八」小娘はあたりまへの顔をして、左門の思ひになんの拘はる素振りもなく、酒を注ぎながら答えたのだつた。 やがてサチ子が現れた。 「笛と蚯蚓と簫ひちりきだよ」小娘はサチ子を見ると改めて顔をしかめて呟いたが、空の袂をふりながらほかの卓子へ移動した。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア