自分自身が――この頽廃の思想に向つて、これほど全的な魅力を感じた覚えがない。
生きることの裏では薄く、生きることの表であり、生きる自体であるやうな、さういふ姿でこの思想を感じたことは決して昔はなかつたのである。
もとよりそれは、ただそれだけの感じであつた。
自分自身が――この頽廃の思想に向つて、これほど全的な魅力を感じた覚えがない。
生きることの裏では薄く、生きることの表であり、生きる自体であるやうな、さういふ姿でこの思想を感じたことは決して昔はなかつたのである。
もとよりそれは、ただそれだけの感じであつた。