坂口安吾 『吹雪物語』 己れの理知を生活以上の高さに置いてその感情を縛つてゐたあの冷静な卓一の意志は影もなかつた。 抑制もなく誇りもなく自信もなかつた。 澄江に別れた後だとか、澄江に会へない夜になると、孤独の不安と絶望にやつれきつて木村重吉を訪ねてくる。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア