坂口安吾 『吹雪物語』 そこには歌はれた精神の高さがあつて人をうつが、一酔漢の酔ひ泣きするに異らぬ卓一の現実の姿のなかには、人をうつ高度の精神はまつたくなかつた。 木村重吉も一時は呆れるばかりであつた。 この男がこれほど己れを失ふ時があるのだらうか。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア