坂口安吾 『吹雪物語』 「すると君――」卓一はやや狡猾な光を瞳に宿して木村重吉に笑ひながら問ひかけた。 「夢のせつなさは失踪しなくともあるものだらう。 すると、失踪したといふ事実の中には、同じ夢のせつなさにも、さらに特別の人生的な深さがあるのかね。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア