坂口安吾 『吹雪物語』 言葉の調子がさういふ態度を必要にさせたのだらう。 然し動作が明るくて何屈託もなかつたので、卓一は当然な退屈感にわづらはされて湿つた無気力に落込む思ひがわりに少く、うなづいて立上つた。 「もう一度日本海へ降りてみやうか」卓一はにこりともせず、言つた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア