叔母は英国流の紳士という言葉を誰かから聞いたと見えて、二三度それを使って、何の心得もない母を驚ろかしたのみか、だからどことなく品の善いところがあるんですよと母に説明して聞かせたりした。
母はただへえと感心するのみであった。
二人がこんな話をしている内、僕はほとんど一口も口を利かなかった。
叔母は英国流の紳士という言葉を誰かから聞いたと見えて、二三度それを使って、何の心得もない母を驚ろかしたのみか、だからどことなく品の善いところがあるんですよと母に説明して聞かせたりした。
母はただへえと感心するのみであった。
二人がこんな話をしている内、僕はほとんど一口も口を利かなかった。