坂口安吾 『吹雪物語』 お前がどれほど美しく、けだかく、優しく、いぢらしくとも、この世の美徳の数々と井に、お前の姿は私の網膜に映らない。 所詮現実に夢の中のものをもとめることがいけない。 むしろ空々漠々たる夢の時間にわが一生の現実を托した方がいいくらゐだと彼は思つた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア