坂口安吾 『吹雪物語』 待ちぼけに腹の立つのも事実であつた。 卓一が街をさまよひはじめたころ、由子は自宅の灯の下で雑誌を読んで、ねころんでゐた。 待つてゐる卓一のことも殆んど心に浮ばぬやうな思ひもしながら。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア