坂口安吾 『吹雪物語』 元来が砂丘の襞で卓一にあの約束を囁いたとき、それがもう海風の言葉のやうな実体のないものだつた。 その約束を守る気持は微塵も心になかつたのである。 否約束の言葉だけがただ痛切に必要だつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア