清洲から五十町ほどの比良の城の近所にアカマ池というのがある。
蛇池という伝説があり、三十町も葭の原ッパのつゞいた物怖しいところである。
正月中旬というからまだ寒い季節であるが、安食村の又左衛門という者が暮方アカマ池の堤を歩いていると、一抱えほどの黒い胴体が堤の上にあり、首は堤をこえて池の中へもぐっている。
清洲から五十町ほどの比良の城の近所にアカマ池というのがある。
蛇池という伝説があり、三十町も葭の原ッパのつゞいた物怖しいところである。
正月中旬というからまだ寒い季節であるが、安食村の又左衛門という者が暮方アカマ池の堤を歩いていると、一抱えほどの黒い胴体が堤の上にあり、首は堤をこえて池の中へもぐっている。