夏目漱石 『彼岸過迄』 その時僕は久しく友達に借りて、つい返すのを忘れていた妙な書物を、偶然棚の後から発見した。 それはむしろ薄い小形の本だったので、ついほかのものの向側へ落ちたなり埃だらけになって、今日まで僕の眼を掠めていたのである。 二十七 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア