上野の杜では、すでにオナジミの極めてありふれた日本の一現象にすぎないのかも知れないが、センバン工王子君五郎という、決して女性的ではなく、むしろズングリと節くれた彼氏を知る私にとって、この出現が奇絶怪絶、度胆をぬかれる性質のものであったことは、同情していたゞかなければならない。
君ちゃんはまさしく女装であったが、女装であるという以外に、女らしいものは何もなかった。
第一、普通の男娼なら、女の言葉を用いるだろう。
上野の杜では、すでにオナジミの極めてありふれた日本の一現象にすぎないのかも知れないが、センバン工王子君五郎という、決して女性的ではなく、むしろズングリと節くれた彼氏を知る私にとって、この出現が奇絶怪絶、度胆をぬかれる性質のものであったことは、同情していたゞかなければならない。
君ちゃんはまさしく女装であったが、女装であるという以外に、女らしいものは何もなかった。
第一、普通の男娼なら、女の言葉を用いるだろう。