坂口安吾 『日月様』 彼の細君は、却々の美人なのである。 然し、それだけ、威張りかえって、非常に冷い女であった。 私が彼と知り合った戦時中、彼は細君の実家が農家であるところから、そのおかげで人の羨む食生活をしており、完全に女房に頭の上らぬ状態でもあったのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア