坂口安吾 『日月様』 それは女の人柄のせいだ。 本質的に、かゝる鬼の執念を持つ芸術家の凄味というものが感じられない。 ジッと押し黙って、眉一つ動かさぬけれども、いかにもそれが薄っぺらで、今にも、チェッと舌打ちでもして、それが本性の全部のように感じられる女である。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア