夏目漱石 『彼岸過迄』 その晩は散歩に出る時間を倹約して、女二人と共に二階に上って涼みながら話をした。 僕は母の命ずるまま軒端に七草を描いた岐阜提灯をかけて、その中に細い蝋燭を点けた。 熱いから電灯を消そうと発議した千代子は、遠慮なく畳の上を暗くした。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア