「安彦兄さんに召集令の参りましたのは、昭和十七年の一月末、ちょうど大兄さんと坊やが殺された日から一週間目でございました。
警察では、安彦兄さんも犯人の一人として疑っていたかも知れません。
けれども、当時の状況として、家内中の殆ど全員が容疑者らしい不利な条件をもっていました。
「安彦兄さんに召集令の参りましたのは、昭和十七年の一月末、ちょうど大兄さんと坊やが殺された日から一週間目でございました。
警察では、安彦兄さんも犯人の一人として疑っていたかも知れません。
けれども、当時の状況として、家内中の殆ど全員が容疑者らしい不利な条件をもっていました。