そして久七は、ジロリと公一を睨んで、何も言わず立ち去った。
もっとも、その夜の一晩の中に、久七は、ひとり、井戸へもぐって、投げ落した石をみんな持ち出して、元の通りにつみ重ねた。
投げ落すのと違って、一つ十五貫もある石を担ぎだすのは大仕事であったが、彼は翌朝、疲れた色も見せなかった。
そして久七は、ジロリと公一を睨んで、何も言わず立ち去った。
もっとも、その夜の一晩の中に、久七は、ひとり、井戸へもぐって、投げ落した石をみんな持ち出して、元の通りにつみ重ねた。
投げ落すのと違って、一つ十五貫もある石を担ぎだすのは大仕事であったが、彼は翌朝、疲れた色も見せなかった。