坂口安吾 『復員殺人事件』 自動電話のボックスへ行くと、先客があった。 洋装の、いかにもスラリとした、ダンサーとでもいうような感じだが、今私たちと同じ汽車で東京から着いたものらしい。 今しも、電話が通じたところで、きくともなしにきこえる声に、私はいさゝか度を失った。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア