坂口安吾 『復員殺人事件』 枕元に伏せてある本は漱石の「道草」であった。 蚊帳の外の天井に百ワットの電球がついていたが、内部にも三〇ワットのスタンドが枕元にひきこまれて、これも点燈されていた。 起久子は蚊帳をでゝ、窓際で、ことぎれていたのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア