その代り多くは旅先の画端書に二三行の文句を書き込んだ簡略なものに過ぎなかった。
僕はその端書が着くたびに、まず安心したという顔つきをして、妻からよく笑われた。
一度僕がこの様子なら大丈夫らしいね、どうも御前の予言の方が適中したらしいと云った時、妻は愛想もなく、当り前ですわ、三面記事や小説見たような事が、滅多にあってたまるもんですかと答えた。
その代り多くは旅先の画端書に二三行の文句を書き込んだ簡略なものに過ぎなかった。
僕はその端書が着くたびに、まず安心したという顔つきをして、妻からよく笑われた。
一度僕がこの様子なら大丈夫らしいね、どうも御前の予言の方が適中したらしいと云った時、妻は愛想もなく、当り前ですわ、三面記事や小説見たような事が、滅多にあってたまるもんですかと答えた。