坂口安吾 『勝負師』 酒をのまない呉八段は、私のとなりで碁の雑誌を読んでゐたが、それは呉清源を論じた誰かの文章であつた。 それを読み終つて、雑誌をペラペラめくつてみて、又よみだすのは自分を論じた文章のところだ。 何度ペラペラやつても、結局よむのは、それだけだつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア