坂口安吾 『行雲流水』 亡魂この地にとゞまり、前歯に恨みの三十万円を書きしるして、夜ごとに骨壺をゴソゴソ騒がせるという吾吉は、男の中の男勇士かも知れない。 明鏡止水とはいかないが、ウスバカにしては出来がよい。 和尚は骨壺に、はじめて親愛の念をいだいたのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア