坂口安吾 『わが精神の周囲』 私は不眠を怖れて仕事をためらい、最良のコンディションを待っていたが、これほど徒労のことはない。 二十一歳の私はヤミクモに辞書をひき、文法書にかじりついて、あの夥しい妄想を退散せしめたではないか。 不眠ならば不眠を怖れるには及ばない。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア