坂口安吾 『小さな山羊の記録』 彼の女房自慢も当にならないのである。 翌朝、私たちは諏訪神社へ自動車を走らせた。 神社を見終って、彼はいかにもなつかしげに、はア、こんな神社ですかネ、おかげ様で、はじめて、見ました、と云ったが、要するに生れ故郷の神社まで彼は知らなかったのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア