然し、あるいは、はかりがたいほど深く熱烈であるために、不信の度が激しいのかも知れなかった。
彼らは孤絶していたが、その外面にも拘らず、人間に対する愛着は、まさに「きわまりない」もののようでもあった。
もとより事情は不可能であろうが、私は、精神病院と結核療養所の位置を変えたらよかろう、と、鉄格子から、変哲もない都会の屋根や電線を眺め、電車の録音をきゝながら考えていた。
然し、あるいは、はかりがたいほど深く熱烈であるために、不信の度が激しいのかも知れなかった。
彼らは孤絶していたが、その外面にも拘らず、人間に対する愛着は、まさに「きわまりない」もののようでもあった。
もとより事情は不可能であろうが、私は、精神病院と結核療養所の位置を変えたらよかろう、と、鉄格子から、変哲もない都会の屋根や電線を眺め、電車の録音をきゝながら考えていた。