たゞ、甚しく特殊な現象について云えば、私が自覚した五六日が、ひどく好色的であったということである。
これは、アドルムの過用によって、その方面の神経が刺戟されたせいだろうと思うが、もとより足腰も立たぬ状態のことで、実際の行為は、生理的に不可能であった。
然し、私には、厭世とか自殺という考えのみはなかったのである。
たゞ、甚しく特殊な現象について云えば、私が自覚した五六日が、ひどく好色的であったということである。
これは、アドルムの過用によって、その方面の神経が刺戟されたせいだろうと思うが、もとより足腰も立たぬ状態のことで、実際の行為は、生理的に不可能であった。
然し、私には、厭世とか自殺という考えのみはなかったのである。